初見殺し
初見殺しにも様々なパターンがある。
①初手での拘り持ち
S15の構築で見られたのは初手のガルーラを鉢巻ゲッコウガや眼鏡ボルトロスで倒そうとするもの。
他にもスカーフではゲッコウガでスカーフランドロスを倒そうとするものも初見殺しに含まれる。
わかりやすい初見殺しだが、考慮した立ち回りをされると不利になることが多いので、認知されるまでが花だろう。
②誘い殺し
ゴツメ持ちを誘いやすいガルーラは今までかなりの初見殺しができる型が生まれている。
S1ではカバルドンを倒す冷凍ビーム、S5ではクレセリアを倒すHAベースのグロウ+捨て身、S11でスイクンを倒す秘密+身代わり。
今ではガルーラ自体これらの型を考えると後出しが安定するポケモンが存在しないが、それらが生まれるまでは後出しが安定するポケモンが存在していた。
S15ではクレセドランを誘い殺しするASメガハッサムや、低速を起点に崩してくる剣舞キノガッサの起点回避を主に狙った身代わりクレセリア等がそれに当たる。
汎用性のある誘い殺しポケモンは、後々テンプレ化していくことも少なくない。
ポケモンでは初見殺し自体がかなり強力で”決まれば”ほぼ勝てる対戦ばかりだろう。
しかし、一貫性のない初見殺しは知識のある相手だと立ち回り次第でなかなか決まりづらい。
だから、知識のある相手でも決まりやすい構築の穴をついたものや、既存にない新しい型でのものが個人的に強い初見殺しだと思っている。