第一回BCS使用構築
シングル環境で最上位だと言われているガルーラ+指数受け(ゴツメ持ち)を基本選出とした構築に刺さりやすい戦術であるステロ+欠伸。
メガシンカポケモンは眠り耐性を持っておらず、主に選出される指数受けももちろん眠り耐性を持っていない。
さらに、三匹目には指数受けを突破するために鉢巻or眼鏡持ちが選出されることが多く、これも眠り耐性を持っていない。
他にもVGC2016で猛威を振るったダークホール持ちドーブルを考えれば、6世代なら他ルールでも催眠耐性を自然とつけることは難しいことがわかる。
しかし、6世代の眠りの仕様により、全く催眠耐性のない選出をし欠伸ループに嵌っても、敢えて居座ることにより催眠ターンを稼ぎ起点回避する方法がある。
だが、欠伸ループ側は更にこれに対応することができ、回復手段を持たせ欠伸持ちの場持ちを良くことで解決できる。
欠伸ポケモンを一撃で倒さない限り眠り+回復技で延々と削られるが、一撃で倒す=眠りながら欠伸ポケモンが退場するのでうまく起点を作ることができる。
ここまで起点を作っても、全抜き性能があるポケモンがいなければステロ+欠伸をする意味はないが、全抜き性能を持ちその戦術と嚙み合ったポケモンがちゃんと存在している。
ゲンガー@ゲンガナイト 臆病CS
祟り目気合玉催眠術身代わり
このポケモンを机上論で後出しから対応できるのはメガヤミラミぐらいしかいない。(ラッキーやハピナスも止められはするがメガゲンガーの影踏みで他のポケモンを処理されると厳しい)
さらに、メガヤミラミはステロ+欠伸にも耐性を持っていてこの戦術では全く歯が立たない。
しかし、メガヤミラミはスペックが低く、採用されることは稀なのでほとんどの構築に対してこのメガゲンガーで抜いていくことができる。
あと催眠祟り目身代わり@1にヘドロ爆弾を採用したものもよく見られるが、メガガルーラの処理速度やバンギラスの突破を考えて気合玉一択だと思っている。
メガガルーラはC222気合玉でも落ちるか怪しいポケモンだが、定数ダメージが入らないことの方が稀なのでほぼ落とすことができる。
ここまで説明してきたが、大きな弱点があり、確率が絡むことが多いということ。
催眠ターンはもちろん、催眠術と気合玉の命中率は避けても通れない。
ただ、一回の催眠術or気合玉を当てたら勝ちになるなら二択が発生しがちな構築よりもこちらの方がいいと思っている。
択ゲーを仕掛けるよりも有利な確率ゲーを仕掛ける方がいいというのは、私のもともとのこのゲームに対する考え方である。
バンギラス@ヨプの実 図太いHB
冷凍ビーム 電磁波 ステルスロック 吠える
ヌオー@食べ残し 図太いHB
まとわりつく 欠伸 アンコール 自己再生
ゲンガー@ゲンガナイト 臆病CS
祟り目 気合玉 催眠術 身代わり
モロバレル@黒いヘドロ 図太いHB
恩返し 龍の舞 身代わり 羽休め
冷凍ビーム 電磁波 ステルスロック 卵産み
格闘技持ちガルーラに対する行動保証を考えて、HBヨプ。
ガルーラには電磁波を撃たず、ステルスロックから入っていく。
麻痺にしてしまうと眠りにならす不意打ち持ちガルーラにゲンガーが倒されてしまうので、気をつける。
耐久ラインはA233メガバシャーモの飛び膝蹴りを50%で耐えるぐらい。
特殊方面はC194眼鏡サザンドラの気合玉ぐらいなら耐える。
・ヌオー
欠伸ヌオーのテンプレ?らしきものを参考にした。
スカーフガブリアスに後出ししたいのでHB残飯。
この技構成だと身代わり持ちのゲンガーに何もできないので、一考の余地有り。
・ゲンガー
格闘技持ちガルーラ→ヌオーの突破が困難。
だと想定して、地震持ちガルーラに対する立ち回りを説明すると、ゲンガーでガルーラに催眠を撃つのがある程度安定する。
氷技なら次のターンに気合玉を撃てばいいし、地震不意なら後出ししてきたポケモンに催眠の試行回数を稼ぐことができる。
あと重要なことは上記の通り。
対キノガッサ用。
キノガッサ入りにはヌオーの代わりに選出するつもりだった。
ヌオーの代わりにこのポケモンを選出するとバシャーモが課題になるが、キノガッサ入りに選出するつもりで同時に入っている構築は特殊なのであまり問題ないと考えている。
対ヤミラミ入り用。
対ヤミラミを考えると空元気持ちの方が好ましいかもしれない。
・ハピナス
ゲッコウガに強めの駒を入れたかった。
チョッキゲッコウガ
Greninja @ Assault Vest
Ability: Protean
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 220 HP / 28 Def / 4 SpA / 228 SpD / 28 Spe
Calm Nature
- Scald
- Ice Beam
- Grass Knot
- Water Shuriken
A200逆鱗耐え
C182眼鏡流星群1.5耐え(チョッキ込みで197-121メガガルーラの1.5倍ぐらいのD耐久)
S146(最速バシャーモ抜き)
ボルトガブゲンガースイクンあたりの ガルーラ以外のだいたいと撃ち合えるようにしたゲッコウガ。
ボルトガブに対する冷ビ、スイクンに対する結び、圏内のポケモンを押し込む先制技の3つは確定。
ゲンガーと撃ち合うなら悪波がまず採用されるが、冷ビ結びとの相性補完を考えて熱湯を採用したいと考えた。
その際、よくあるS振りのゲッコウガではゲンガーと撃ち合えないのでHDベースのチョッキ持ちとした。
この背景には、S17の中期ではガルーラ選出よりゲンガー選出の方が立ち回りを計算しやすいと考えて、ガルーラにノーマル技を撃たせやすいポケモンからゲンガーに引くという行動を軸にしていた。
そこからゲンガーでガルーラと1:1交換をした後、残りの非メガポケモンに強く、ガルーラにノーマル技を撃たせやすいポケモンを探したところ、このゲッコウガになった。
実際の上位でのレート対戦に持ち込んだのはもっと手応えを感じた他の構築であるところからわかる通り、このポケモンを入れた構築はよくあるボルトガブガルゲンバシャスイクンのような構築から1枠抜いたところにゲッコウガを入れたものになりやすく、役割が曖昧で微妙な対戦が多かった。
ただガルーラゲンガー対面噛み砕くを選んでくるようなプレイヤーが増えない限りある程度は戦えるポケモンであるとは思っている。
S17使用構築
SDテキスト版
Thundurus @ Leftovers
Ability: Prankster
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 196 HP / 252 Def / 4 SpA / 4 SpD / 52 Spe
Bold Nature
IVs: 0 Atk
- Thunderbolt
- Toxic
- Substitute
- Protect
Garchomp @ Rocky Helmet
Ability: Rough Skin
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 188 HP / 4 Atk / 212 Def / 4 SpD / 100 Spe
Impish Nature
- Earthquake
- Rock Tomb
- Stealth Rock
- Toxic
Kangaskhan @ Kangaskhanite
Ability: Scrappy
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 20 HP / 148 Atk / 196 SpA / 4 SpD / 140 Spe
Adamant Nature
- Facade
- Sucker Punch
- Ice Beam
- Fake Out
Gengar @ Gengarite
Ability: Levitate
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 188 HP / 4 Def / 4 SpA / 60 SpD / 252 Spe
Timid Nature
IVs: 0 Atk
- Shadow Ball
- Perish Song
- Substitute
- Destiny Bond
Volcarona @ Kee Berry
Ability: Flame Body
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 244 HP / 212 Def / 4 SpA / 4 SpD / 44 Spe
Timid Nature
IVs: 0 Atk
- Bug Buzz
- Will-O-Wisp
- Quiver Dance
- Roost
Suicune @ Chesto Berry
Ability: Pressure
Level: 50
Shiny: Yes
EVs: 252 HP / 44 Def / 4 SpA / 148 SpD / 60 Spe
Calm Nature
IVs: 0 Atk
- Scald
- Icy Wind
- Calm Mind
- Rest
相性の三竦み
ふと思い出し見つけることができたので貼っておく。
相性の三角形から見るポケモンというゲーム〜電気・水・地面編〜 - 創聡の蒼々とした日々
今でもある程度通ずることだが、メガガルーラが全て破壊している。